よくあるご質問

インプラント治療に年齢制限はありません。当院では92歳の元外科教授の方にインプラント治療を行ったこともあります。

1本につき30万円程度ですが、全てのあごに対して治療する場合、上あご6本で約200万円、下あごは約4本で150万円かかります。

インプラントを長持ちさせるには、治療後のメインテナンスが大切なのはもちろん、適切なインプラントを選択するのが最も重要です。名前をよく聞くインプラントだから良いわけではなく、選ぶ際にはインプラントの母材（主な素材）や表面性状など、いくつかのポイントがあります。

これまで色々なインプラントを用いてきた中、特に表面の粗さの度合いによって、予後に大きな違いがあることが当院の経験上わかりました。そこで予後の良いオステムインプラントを採用し、治療を行っています。

前歯1～2本の欠損や、歯が1本もない無歯顎（むしがく）の場合は、インプラント手術と同時に仮歯を付けることも可能です。いずれにしろ、前歯がないような状態にはしませんのでご安心いただければと思います。

通常では、抜歯してから骨ができるまで4か月程度待つ必要があります。しかし残っている骨の状態が良ければ、抜歯と同時にインプラントを埋め込めるケースも少なくありません。

通常インプラントを埋め込んでから、下あごでは2か月半、上あごでは3か月待って仮歯を作ります。そのため、トータルすると4～6か月程度かかります。

骨の状態によっては、インプラントを埋め込む手術をした日に、あらかじめ準備した仮歯を装着できる場合もあります。

インプラントはむし歯になりませんが、歯周病（インプラント周囲炎）にはかかります。これを防ぐには術後のお手入れが重要です。特別なことは不要ですが、歯ブラシや歯間ブラシを使ってケアしてください。

インプラント治療の歴史は60年あまりありますが、長期的なデータは発表されていません。しかしながら私どもの経験をふまえると、インプラントの表面性状は今と大きな差があったと言えます。

最近のインプラントの表面には「SLA加工」と呼ばれる特殊なザラつきが付けられているため、骨としっかり結合しやすく、治療後も安定して長く使うことが可能です。